導入準備
AIチャットボットを置く前に、ホームページに書いていないことを洗い出す
AIは「サイトに書いてあること」しか答えない
ホームページの内容を答えるAIチャットボットは、登録したサイトの文章を根拠に回答します。根拠が無いことは答えません(答えてはいけません。それらしく作文する製品は、間違った案内をお店の名前で出すことになります)。
つまり、訪問者に聞かれそうなことがサイトに書かれていなければ、AIは「お答えできる情報がありません」と返すしかない。これは弱点ではなく、正しい振る舞いです。問題は、お店の人にとって当たり前すぎて、サイトに書いていないことが意外に多い、という点にあります。
書き忘れやすい情報のチェックリスト
取り込みの前後で、次の項目がサイトのどこかに「文章として」書かれているか確認してください。画像の中の文字(チラシの画像、地図の画像)はAIには読めません。
連絡・場所
- 電話番号と、電話に出られる時間帯
- 住所と、最寄り駅からの行き方(「北口から徒歩5分」まで)
- 駐車場の有無・台数・提携駐車場
- メールやフォーム以外の連絡手段(LINE など)
営業・予約
- 営業時間と定休日。祝日・年末年始・お盆の扱い
- 臨時休業の予定(サイトのお知らせに載せていれば取り込まれます)
- 予約の要否、予約方法、当日予約の可否、キャンセルの規定
- 混雑する時間帯、待ち時間の目安
料金・支払い
- 料金表と、「〜円から」の「から」の条件
- 初回料金、キャンペーン、追加料金がかかるケース
- 支払い方法(現金のみ/カード/電子マネー/QR決済)
- 見積もりの取り方、料金が変わる要因
対象・条件
- 対応エリア、出張の可否と範囲
- 子ども連れ・ペット・車いす・外国語での対応
- 初めての人向けの流れ(「まず何をすればいいか」)
- よく断っていること(「〜は対応していません」も立派な情報です)
業種で言えば、店舗・サロンは「予約と支払い」、クリニックは「初診の流れと保険」、士業は「相談の流れと料金の目安」、BtoBは「対応範囲と納期」が抜けやすい印象です。
サイトに書けない情報は、管理画面から直接足す
「サイトを直すのは制作会社に頼まないといけない」「一時的な情報をサイトに載せたくない」という場合は、サイトを触らずに済みます。サンノートAIの管理画面の「AIに教える」から、文章やよくある質問を直接登録できます。そこに書いた内容もサイトの文章と同じように回答の根拠になります。
- 臨時休業のお知らせ(「2026年は8/11〜8/17はお休みです」だけで十分です)
- 料金の例外、キャンペーンの条件
- サイトには載せていない電話番号や担当部署
- スタッフがよく口頭で説明していること
Word や PDF のファイルもそのまま取り込めます。社内向けのマニュアルや料金表のPDFがあるなら、それを登録するのが早道です。
答えられなかった質問は、資産になる
準備を完璧にする必要はありません。むしろ、動かし始めてからのほうが大事です。AIが答えられなかった質問は、管理画面の「答えられなかった質問」に一覧で残ります。これは「訪問者が本当に知りたかったのに、サイトに無かったこと」のリストで、他の方法では手に入りません。
そこからの手順はこうです。
- 未回答の一覧を見る(日時・質問文・検索の手応えが分かります)
- 直近60日の未回答から、AIがFAQの候補を毎日自動で作ります。サイトに根拠があるものには回答案も付きます
- 回答案を直して「FAQに登録する」を押す。根拠が無いものは、回答を自分で書いて登録します
- 次からその質問には答えられるようになります。同じ質問がまた未回答になることはありません
登録したFAQのうちよく聞かれるものは、チャットを開いた瞬間にボタンとして出せます。訪問者は打ち込む前に答えにたどり着けますし、AIを呼ばずに答えるので費用もかかりません。
まとめ
AIチャットボットの「答えられない」は、多くの場合サイト側の情報不足で、AIを替えても解決しません。導入前にチェックリストで抜けを埋め、サイトに書けないことは管理画面から足し、動かしてからは未回答の一覧を見て埋めていく。この繰り返しで、チャットは使うほど賢くなります。
サンノートAIは、URLを登録するだけで5分で動きます。まず動かしてみて、何が答えられないかを見るところから始めるのが、いちばん確実な準備です。